最近、広西チワン族自治区人民政府弁公庁は「広西チワン族自治区一兆元林業三ヵ年行動計画（2023～2025年）」（以下、「計画」という）を公布した。この計画は、広西チワン族自治区の林業部門における第一次産業、第二次産業、第三次産業の統合的発展を促進し、2025年までに広西チワン族自治区の林業総生産額を1.3兆元に引き上げることを目指している。計画の林地と木材に関する内容は以下のとおりである。
資源優位性を強化し、良質木材の供給能力を高める。国家予備林業計画「二千本」をさらに推進し、森林地の大規模管理、樹種の構造調整、低収量・非効率林の転用を加速し、在来樹種、貴重樹種、中大径木の育成に力を入れ、森林埋蔵量と単位面積当たりの木材生産量を継続的に向上させる。2025年までに、主要造林樹種の優良樹種の利用率は85％に達し、商業用木材林の面積は1億2500万エーカー以上を維持し、国家予備林の累計造成面積は2000万エーカー以上、伐採可能な木材の年間供給量は6000万立方メートル以上となる。
主導産業を強化し、家具・ホームファニッシング産業の高度化プロジェクトを実施する。木質ボードの供給構造を最適化し、再生木材、木材プラスチック複合材、直交集成材などの新製品の開発を支援し、国際的に主導的な基準に適合した製品品質の向上を推進する。
ブランド強化プロジェクトを実施し、林業標準システムの構築を積極的に推進します。グリーン製品認証、エコ製品認証、森林認証、有機製品認証、香港ハイエンド品質認証などの製品認証制度を推進します。
科学技術の実施による森林整備プロジェクトを強化する。植林分野における自治区実験室の設立を支援し、マツ、モミ、ユーカリ、竹などの植林科学技術研究を強化する。科学技術成果の社会実装メカニズムを整備し、林業研究成果の普及と応用を強化し、林業研究成果の実用化を加速する。
開放と協力を拡大し、開放と協力のためのハイレベルなプラットフォームを構築する。林業チェーン全体の重要な拠点に焦点を当て、的確な投資誘致活動を展開し、著名な商標やブランドを有する業界トップクラスの企業を広西チワン族自治区に誘致することに注力する。
デジタルエンパワーメントを推進し、林業チェーン全体、各要素、各現場を対象としたデジタルサービスプラットフォームを構築し、林業分野における次世代情報技術の応用を加速し、林業のリアルタイム監視、精密管理、遠隔制御、スマート生産レベルを向上させる。
林業炭素吸収源の試験的開発と取引。森林、草原、湿地における炭素固定と吸収源増加のための活動を実施する。また、林業炭素資源の背景調査、森林、草原、湿地、その他の陸生生態系における炭素固定と吸収源増加のための主要技術の研究を実施する。
インフラ建設と機械化生産への支援を強化する。林業産業団地のインフラ建設を支援し、国有林野、国有林地、社会公共サービス性を備えた林業関連産業基地を地方道路網計画に組み込み、運輸業界の道路基準を建設に取り入れる。
投稿日時: 2023年7月21日